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袴田事件3 その6

⑤証拠開示の問題

審議が長引く理由の一つには、証拠開示のあり方がある。再審についての審議では、証拠開示に法的な義務はなく、弁護側が請求しても、有罪を維持したい検察は応じず、年月ばかり経過するのだ。袴田事件の場合は、静岡地裁が検察に開示勧告をし、40年以上伏せられていた多くの証拠が開示されたわけである。

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取り調べの録音テープや供述調書など、その数はおよそ600点にも及ぶ。

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弁護団の小川弁護士は、40年以上隠されていた600点以上の証拠に関して以下のように語っている。

 

小川秀世弁護士

「これ検察官が持っていて、出さなかったものですから、結局ね、みんな袴田さん(弁護側)にとって有利な証拠ばかりなんですよ、これはね。警察・検察が最初からわかっていてそれを隠していたということ、それから裁判所をやっぱりだましたということですね」

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元東京高裁判事の木谷明弁護士は、証拠開示の問題について以下のように語っている。

 

元東京高裁判事 木谷明弁護士

「裁判所に検事は、ベストエビデンスしか出さない。バッド・ワースト、ワーストの証拠は全部隠して良いという風になっちゃってるんですよ。証拠開示の規定を作らなければいけなかった。それが出来ていないということが最大の問題ですね」

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2023年3月13日 東京高裁 再審開始決定

2023年3月20日 検察 特別抗告を断念

 

これでようやく袴田巌さんに無罪判決が出るのは、ほぼ時間の問題になったのではないか。とにかく速やかに無罪判決を出して欲しい。

 

袴田巌さんは48年もの間、獄中で毎日死刑執行の恐怖に耐えに耐えてこられたと思う。

想像を絶する忍耐の人生である。

 

さらにお姉さん(90歳)のひで子さんも、本当に偉大な人だと思う。

 

弟の無実を信じて弟を救うために57年間も想像を絶する忍耐と権力との闘いの人生を一歩一歩歩んでこられたわけだ。ただただ、すごい人だ。

 

※参考)

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SBS 静岡放送