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林眞須美死刑囚、“関空連絡橋から長女が飛び降り”

https://news.yahoo.co.jp/articles/ae31ec5f39c3a5719d3d6f708450ed7cf4bb8569

関空橋転落死 和歌山で死亡の長女に複数のあざ 同居男性は搬送
6/10(木) 19:44配信

 

毎日新聞
長女が搬送された自宅アパートを調べる和歌山県警の捜査員ら=和歌山市で2021年6月10日午後4時半、橋本陵汰撮影

 

 9日午後2時20分ごろ、和歌山市加納のアパート一室で、住人の母親から「娘が意識も呼吸もなく、血のようなものを吐いている」と119番があった。長女(16)が心肺停止状態で病院に運ばれたが死亡。約1時間40分後、大阪府泉佐野市の関西国際空港連絡橋近くの海上で、この母親と未就学児の次女が転落しているのが見つかり、いずれも死亡が確認された。

 

 捜査関係者によると、長女には腹部や脚に複数のあざがあった。和歌山県警は虐待を受けていた可能性もあるとみて死因を調べる。

 

 和歌山市消防局などによると、救急隊員が駆けつけた際、自宅には長女の他、母親と次女、同居の男性の計4人がいた。母親は取り乱した様子で、男性が救急車に同乗したという。

 

 同日午後4時ごろ、関空連絡橋を走行していた乗用車のドライバーが「橋の上に車が止まっており、人が海に飛び込んだ」と通報。大阪府警が海上に母親と次女が浮かんでいるのを発見した。橋の路肩には、和歌山ナンバーの車が止められていた。

 

 一方、同居の男性は同日午後11時10分ごろ、和歌山市湊の和歌山港近くの路上で座り込んでいるのを通行人が見つけて119番。「カフェインのような錠剤を大量に飲んだ」と話し、病院に搬送されたが命に別条はないという。

 

 和歌山県の児童相談所によると、この一家では2013年、長女が虐待を受けているとの通報があった。保護者らと話し合って14年1月には解決し、近年は虐待の通報や相談はなかったという。

 

 アパートの関係者によると、一家は08年に入居。母親は家庭用プールで次女を遊ばせたりしていたが、長女はあまり見かけなかったという。

 

 近くの住人によると、午後に救急車が来た際は男性が「こっち、こっち」と手招きしていたという。【山口智、橋本陵汰、郡悠介、木村綾】

 

 

https://news.yahoo.co.jp/articles/2025fa08ab8e102d4c5ca59bd2f5ae4118d3896e

16歳長女の死因「全身打撲による外傷性ショック」 通報後、母親は次女と関空連絡橋から飛び降り死亡
6/11(金) 19:41配信
関西テレビ

 

9日に和歌山市で死亡した16歳の少女の死因は、全身打撲による外傷性ショックだったことがわかりました。

 

9日、和歌山市の住宅で「家に帰ったら娘が倒れている」と母親(37)から通報があり、16歳の長女が病院に運ばれましたが死亡しました。

 

警察によると、死亡したのは鶴崎心桜さんで、死因は全身打撲による外傷性ショックだったということです。

 

警察は、虐待の疑いがあるとみて父親から事情を聴いています。

 

和歌山県の児童相談所によると、2013年に「心桜さんが親から虐待を受けている」と通告があり、約1年間、調査や支援を行ったということです。

 

母親は通報したあと、4歳の次女を連れて車で関西空港の連絡橋に向かい、橋から飛び降り死亡しました。

 

警察によると、母親の死因は全身を強く打ったことによる複数の外傷によるもので、次女は溺死だったということです。

関西テレビ

 

 

https://news.yahoo.co.jp/articles/33a9a29ddd8262b1c94963ed37f796ed6961f4fc

「そんな暗い話はいらん」林眞須美死刑囚、“関空連絡橋から長女が飛び降り”一報への肉声
6/13(日) 16:05配信

NEWSポストセブン

最近、再審請求が受理されたばかりだった(共同通信社)

 

 6月9日午後、大阪府泉佐野市の関西国際空港連絡橋(関空連絡橋)から母子が飛び降りて亡くなった一件が、急展開を見せた。橋の近くの海上で浮かんでいるところを発見され、その後、搬送先で死亡が確認されたのは、37歳の女性とその次女と見られる 4歳女児。この37歳女性が、1998年に起きた和歌山毒物カレー事件の林眞須美死刑囚の長女だったことが報じられたのだ。

 

 橋から飛び降りる約2時間前には、和歌山市内にあるこの女性の自宅で、16歳の長女が心肺停止の状態で発見され、病院に搬送されたものの、その後死亡が確認されていた。

 

 6月13日付のAERA dot.は、和歌山カレー事件に関連した詐欺容疑でかつて逮捕された夫の林健治さんに取材、〈(16歳の)Bちゃんは(37歳の)長女Aの娘、ワシと眞須美の初孫やろ、居ても立っても居られずに警察に行った。捜査の担当者と話したが、まだ捜査中で、ハッキリとは言えない様子だったが、1時間近く話をした。自殺したのはうちの長女で一緒に亡くなったのは(4歳女児の)Cであるのは間違いないようだ」(カッコ内は編集部加筆)との証言を報じた。

 

 当日の様子を振り返ろう。

 

 37歳女性は、6月9日午後2時20分ごろに自宅から119番。「家に帰ってきたら娘の意識と呼吸がない。血みたいな黒いものを吐いている」と通報した。消防が駆けつけると、倒れている16歳女児のほかに、この37歳女性と4歳の次女、そして女性の夫の4人がいたという。

 

 救急車には夫が同乗。取り乱した様子だった女性は、4歳次女とともに行方がわからなくなっていた。その後、午後4時頃に関空連絡橋から飛び降りたとみられている。

 

 長女の死因は全身打撲による外傷性ショックで、腹部には打撲痕があったほか、全身に複数のあざがあったとも報じられている。過去には虐待を疑われ、児童相談所に通報されたこともあったという。前出の健治さんの証言にある通り、この16歳長女が、林眞須美死刑囚から見れば初孫ということになる。

 

 奇しくも3人が命を落としたこの日、林眞須美死刑囚の弁護人が和歌山地裁に再審請求を申し立てていたことが報じられた。共同通信(6月9日付)によると〈林真須美死刑囚(59)の弁護人を務める生田暉雄弁護士は9日、和歌山地裁に新たに再審請求を申し立てたと明らかにした。5月31日付。「第三者による犯行は明白で、林死刑囚は無罪」と主張している〉という。再び和歌山毒物カレー事件に注目が集まる中で、亡くなったのが林眞須美死刑囚の長女と孫だったことがわかったわけだ。

 

 自らの長女と孫2人の突然の死について、大阪拘置所にいる林眞須美死刑囚は何を思うのか。6月10日、林眞須美死刑囚と面会した親族が明かした。

 

「面会時間は15分でした。最初に長女のことを伝えようと『警察から何の連絡もないし確証はないが、実は長女が……』と切り出したら、『そんな暗い話はいらん』とバーンと一蹴されました。普段から短い面会時間で家族の話を聞きたがらなかったので、聞く耳を持ってくれませんでした。それっきり話すタイミングを逃してしまいましたが、途中でまた長女の話になったので、『関西空港の連絡橋から落ちたらしい』と話しました。

 

 眞須美は少し不安げな表情でしたが、とくに慌てた様子は見せず、何も言いませんでした。確実なことがわかったらすぐに知らせると言いましたが、孫たちも亡くなっていたという情報は伝えられませんでした」  

 

 林眞須美死刑囚の長女は、毒物カレー事件が起きた当時は中学生。両親が逮捕されてからは、3人いる弟妹の面倒をよくみていたという。

 

 親族が続ける。

 

「長女は僕に対し、(林眞須美死刑囚について)『もう出てこんでええわ』『会いたくもない』と言っていたけれど、それは本心じゃないと感じていました。芯がしっかりした子で、きょうだいの中でも一番強い子。波乱万丈の中で生きてきていますからね。今回、念のため長女の携帯電話にかけてみましたが、繋がらなかった」

 

 長女は両親の支援集会や弁護団会議によく姿を見せており、林眞須美死刑囚の無実を訴えていた。今回、長女がこのような形で亡くなったことは、再審に何らかの影響を与えるのだろうか。