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今市事件 参考)

※真犯人の存在を示す情報「白いワゴン」

 DNA以外に真犯人が存在している可能性を示すものとして一つの情報を紹介する。これはウィキペディアにも掲載されていない情報だ。

 

 事件当初、注目されていた白いワゴン車の情報である。先ほどの記事の②のところで紹介した今市事件のポスターにも書かれているように、現場近くで目撃された不審車両として白いセダンとともに白いワゴン車も警察は捜査していたのだ。

 

 そして当時はワゴン車の方がより強く疑っていたのである。その内容について雑誌「冤罪 File No29」から引用する。

 

とくに注目すべきは、事件発生から5日目の2005年12月5日、読売新聞、東京新聞の朝刊1面のスクープ記事である。

<<女児を乗せた白いワゴン 栃木・小1殺害 日光道の料金所 ビデオ記録 運転席に男 両県警特定急ぐ>>

 この記事によると、有希ちゃんが下校途中に行方不明になった後、現場近くにある有料道路「日光宇都宮道路」の大沢インターチェンジ入口の料金所のビデオカメラに、有希ちゃんとみられる女児と男の乗った白いワゴン車が映っていたという。

さらに読売新聞はその後も、

<<日光道ICの白いワゴン 午後3~5時通過>>(同12月6日朝刊1面)、<<「白い箱型の車見た」 一緒に下校の女児 別れた直後に>>(同12月20日朝刊39面)などと、白いワゴン車が犯人のものであることを示唆する情報を次々に報道。また朝日新聞も同年12月11日の東京本社朝刊39面で、「『栃木』ナンバーの白いワゴンを2日朝に(遺体遺棄)現場付近で見た」という内容の目撃証言が捜査本部に寄せられたことを報じている。(「冤罪 File No29」2018/11/29より)

 

 このように事件当時、この不審な白いワゴン車を捜査本部は疑っていたことは間違いない。この白いワゴンに関する情報についても、第三者のDNAとともに再捜査してほしい。(ちなみに雑誌「冤罪File」は、警察がこの白いワゴンに関する証拠を隠している可能性についても言及している。)