今市事件 はじめに
2、冤罪事件である根拠
1の事件概要の様に、2005年12月1日に栃木県旧今市市の小学一年生の吉田有希さん(当時7歳)が下向途中に何者かに連れ去られ、翌日、茨城県内の山林で遺体で発見された。
2014年1月に偽ブランド品を売っていたとして商標法違反容疑で勝又さんが逮捕された。その拘留中に、今市事件の犯行を自白したというのだ。事件から8年後(2014/6/3)の逮捕となった。
栃木県警は「自信を持って被疑者を逮捕」するに至ったと発表した。しかし、勝又さんは、その後一貫して否認に転じ、裁判でも一貫して無実を主張したが、2018年の裁判員制度で下された一審判決は、「無期懲役」であった。
この事件は、冤罪事件ではないかと疑われる点がある。大きく分けて以下の3点に分類した上で、それぞれ紹介していきたい。
①犯行現場、犯行時間の不可解な変更
②DNAはおろか物証そのものがない
③自白の信憑性