「歴史に汚点を残した」検察の死刑求刑を袴田事件弁護団が痛烈批判
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「歴史に汚点を残した」検察の死刑求刑を袴田事件弁護団が痛烈批判 検察「証拠ねつ造は不可能」
5/23(木) 12:06配信
静岡放送(SBS)
5月22日、いわゆる「袴田事件」の再審=やり直しの裁判で検察が袴田巖さんに死刑を求めたことについて、弁護団は「歴史に汚点を残した」などとして痛烈に批判しました。
「歴史に汚点を残した」検察の死刑求刑を袴田事件弁護団が痛烈批判 検察「証拠ねつ造は不可能」
1966年、静岡県の旧清水市で一家4人を殺害したとして逮捕され、死刑が確定した袴田巖さんをめぐっては、2023年、東京高等裁判所が再審開始を認め、静岡地方裁判所でやり直し裁判が開かれてきました。
2024年5月22日、最後の審理が行われ、検察は袴田さんが長年の拘留で心神喪失状態であることは、量刑には影響しないなどとし、死刑を求めました。
<袴田事件弁護団 角替清美弁護士>
「検察官は汚点を残したと思いますし、これが歴史に汚点を残したというようにならなければ、検察官は同じことを繰り返します」
弁護側は「証拠はねつ造された」として無罪を主張し、閉廷後の会見では検察側を痛烈に批判しました。
これに対し、静岡地方検察庁の小長光健史次席検事は「ねつ造は現実的に不可能であり、審理でそれを証明することができた」と話しています。
判決は9月26日に言い渡されます。
静岡放送