飯塚事件再審認めず=元死刑囚側の抗告棄却―福岡高裁
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飯塚事件再審認めず=元死刑囚側の抗告棄却―福岡高裁
2/6(火) 10:08配信 時事通信
福岡県飯塚市で1992年、女児2人が殺害された「飯塚事件」で、殺人罪などで死刑が執行された久間三千年元死刑囚=当時(70)=の再審請求即時抗告審で、福岡高裁の岡田信裁判長は6日、「元死刑囚が犯人であると高度の立証がされている」と述べ、再審開始を認めなかった福岡地裁の決定を支持し、弁護団の即時抗告を棄却した。
弁護団は最高裁に特別抗告する方針。
確定判決の柱となったDNA型鑑定は、再審無罪が確定した足利事件と同じ手法で警察庁科学警察研究所が行っており、再審請求審ではその信用性が争点となった。
2014年3月の福岡地裁決定は、弁護団が提出した専門家の鑑定を踏まえ、DNA型鑑定の証明力を「確定判決の段階より慎重に評価すべきだ」と指摘。目撃証言や血液型鑑定などDNA型鑑定を除く状況証拠の総合評価で元死刑囚の犯行と結論付け、岡田裁判長も決定を支持した。